一生遊んで過ごしたい

気が向いたときに適当に書く日記

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第1章 消えない輝き シーン1 普通

僕は夢を見ていた。深い、深い森の中に小さな明かりが2つきらきらと揺れていた。
僕は夢を見ていた。2つの明かりが近づいてきた。
僕は夢を見ていた。明かりが触れて僕は・・・・

「んっ・・・ふぅ」
汗ばんだだるい体を起こし俺は目を覚ました。春だというのにこの暑さは異常だった。
「なんか久々に夢を見た気がするが、、、気のせいだな」
もともと夢なんて見ないのであまりはっきりとしないものは忘れるようにしている。
ベッド横においてある小さな冷蔵庫から封の開いたミネラルウォーターを取り、一口飲んで落ち着いた。ぬるい。
「また調子悪くなったな、そろそろ買い替えか」
この世界には電気がない。すべての動力には封石(ほうせき)というものが使われている。封石は純粋なエネルギーが封じてあり、引き出し方によっていかようにも利用できる。常に周りからエネルギーを吸収しているので使い方によっては半永久的に稼働を可能にしている。
しかし最近封石の停止が年々増してきてるらしい。
「ま、俺には関係ないな」

母親の形見の石をはめたお守りを持って今日も日常を始める。
俺は家からもっとも近いコンビニでバイトしている。すんでる場所は家賃もそんな高くなくこのバイトだけでとりあえずは生活していける。冷蔵庫の買い替えは結構きついが。
「ありがとうございました」
最後の客に挨拶をして今日のバイトを上がった。
「店長、お疲れ様です。お先に失礼します」
「はい、おつかれさまー。明日もよろしくね」
忘れてた。久々にまずったな。
「あ、すみません店長。明日休みもらえませんか?」
「ん、どうしたんだいきなり。何か用事でもあるのか?」
「はい、明日母の・・・」
「あーわかった、休んでよし」言い終わる前に店長が言った。
「ありがとうございます」
バイトを始めて3年、さすがに店長も覚えたようだ。

4年前に母が死んでから、俺は独りになった。
父が小さいころ急に居なくなってからは俺と母二人で生活をしていた。そんな母も四年前亡くなった。
不幸な事故だった。まだ免許取りたての若い青年の飲酒運転が原因だった。
憎んだ、信じられなかった、憎んだ、毎日が悪夢だった。いくら憎んでもなにもならないと分かっていても仕方なかった。怖かった、独りがとても怖かった。狭かった部屋に自分だけが取り残されて広く感じた。闇に恐れてずっと電気をつけていたときもあった。
身寄りが居ないので施設に引き取られる話もあったがなぜか断った。独りが怖かったのに。
たぶん、ここで待っていたら母が帰ってくるかもしれないと考えていたのだろう。
最初の1年は何もできなかった。学校にも行けず、ただ独りでなんとなく生きているだけ。生活は慰謝料と母の生命保険で十分まかなえた。
友人はどんどん離れて行き、いつしか誰もこなくなった。

それから数ヶ月経ったある日、彼女は家に来た。

[第1章 消えない輝き シーン1 普通]の続きを読む
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  1. 2005/04/18(月) 00:03:57|
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Author:天流斎ナシス
ネットゲーム『MapleStory』のもみじサーバーで生活しているしがないシャドーの1人

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